若い頃の、予定外の出産

私に子供ができた時、夫は訳あって転職活動中、
私は体を壊して既に会社を辞めており、一ヶ月8万円程度のパートタイムでした。
完全に予定外の妊娠でした。借金の返済で苦しみますよね。

二人で暮らし始めて半年、アパートの敷金礼金と引越しのもろもろに
お金を使ってしまい、「これから貯めていかなくちゃね」と言っていた矢先だったので、
それを知っていた私の父に
「子供、どうするの」
と言われたのを覚えています。
お金がなくて本当に不安・・・そんな中救いだったのは、夫が妊娠をとても喜んでくれたことでした。
そのおかげで迷うことなく、なんとしてでも「産んで育てる」決心がつきました。

出産は健康保険がきかないので、一月一回に一万円もかかる検診費用が出せない。
夫は実家へ行って、いろいろな不用品を引き取ってきて
それをオークションに出品しました。
なんとかなるものですねー(笑)ものすごい数出して、結局それがトータル10万円以上になり、
無事検診代になりました。
また、私も市役所で働かせてもらっていたため、職場の方のほうが妊婦さん慣れしていて、
妊娠8ヶ月まで働くことができ、収入があってよかった。

子供の出産用品も満足にそろえられませんでした。(当時はまだこんなに「リサイクルショップ」というものが普及していませんでした。)
よだれかけは「柔らかいガーゼがいい」と聞いたので、古くなったシーツを染めて手作り。
妊娠中しか着ない妊婦服は買わず、上は夫のTシャツ、下はゴムウエストのスカートか
ゆるめのジーンズのボタン穴に髪のゴムをくっつけ、それで留めていました(笑)

若くて希望があったから、振りかえって今思うと楽しかったけれど
あれが10年後だったらかなり悲壮感があると思います。借金返済は大変だったと思います。
あの経験があったからこそお金のありがたみがよくわかるようになりました。いい思い出です。