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「お財布」の存在って?

事業をやっていると日々お金との追いかけっこです。それは特に小さい規模で事業をやっているとなおさらでしょう。私がその小さい事業を行ってた上で経験したもっともお金に困っていた時の話です。借金の返済はその当時は簡単ではありませんでした。

当時とてもビックリしたので今でも一番鮮明に記憶に残っている出来事が、お金が無い日が続くと「お財布」の存在というものが自分の中から消えてしまう。という事です。借金のことはいつも頭からはなれません。

まだ少しでも財布にお金が入っていて小額ながらも日々の買い物などの経済活動をしている間はそんな事はありません。しかし、お金が全く無い時、ゼロ円の時にはお財布も無用の長物です。

入れるものが無いのですから・・・。そしてそういう日が続くと脳内に「お財布」という概念が無くなっている事を感じました。というのも出勤や外出をしてもお財布を毎回忘れるようになったのです。

さすがにその時は情けないというよりも笑いが出てくるほどでした。よく、財布に数百円しかなかった。という苦労話を聞きますが、それを聞く度に「まだまだだな~」なんて思ってしまうのです。

なにせそれをも超えると財布の存在すら忘れてしまうのですから!

おかげさまでその後事業はそこそこの成功を収め、こうして笑い話のように出来ますが、今でも資金繰りなどの様々なピンチや苦境に立たされたときにはあの「お財布」の存在が無くなった時期を思い出し、「まだまだっ」と自分に言い聞かせるのです。

収入があるときに限ってお金に困っていたあの頃

10年以上前になりますが、主人も私も共働きで子供もいなく、いわゆるダブルインカムノーキッズで暮らしていました。普通に考えれば二人で暮らしていくには十分の収入だったはずですが、毎月毎月支払いに追われ、今考えると一番お金に困っていた時期でした。原因はクレジットカードの使い過ぎです。借金の返済は本当に大変。何かに追われている感じになります。

私にも普通のOLさん以上の収入があったので欲しいと思ったものはあまり悩みもせず購入していました。積もり積もって月々の支払いが20万円ぐらいになることが普通になり、それでもリボ払いで買い物を続けていたので家のローンを払うのも一苦労となり、ひどいときには電気代を払う現金が残ってなく電気を止められてしまったこともありました。それでものん気なものでなんとかなるという気持ちでいたのですが、私の仕事がなくなりそうになったことをきっかけにようやく目が覚め、家計の大リストラを行いました。幸い、その頃から盛んになり出したカード会社の高い利率に対する払い戻し請求がいくつかのカード会社に対して行うことができ、かなり借金を返済することができました。

その後無駄な買い物や外食に頼ることもなくなり、今では専業主婦となり収入は半減していますが、あの頃よりずっと落ち着いた生活をしているように思います。ちょっと収入が他より多いという過信は、その何倍もの支出をしてしまうという危険をはらんでいます。身の程を知る、というのは大切なことだとつくづく思っています。

若い頃の、予定外の出産

私に子供ができた時、夫は訳あって転職活動中、
私は体を壊して既に会社を辞めており、一ヶ月8万円程度のパートタイムでした。
完全に予定外の妊娠でした。借金の返済で苦しみますよね。

二人で暮らし始めて半年、アパートの敷金礼金と引越しのもろもろに
お金を使ってしまい、「これから貯めていかなくちゃね」と言っていた矢先だったので、
それを知っていた私の父に
「子供、どうするの」
と言われたのを覚えています。
お金がなくて本当に不安・・・そんな中救いだったのは、夫が妊娠をとても喜んでくれたことでした。
そのおかげで迷うことなく、なんとしてでも「産んで育てる」決心がつきました。

出産は健康保険がきかないので、一月一回に一万円もかかる検診費用が出せない。
夫は実家へ行って、いろいろな不用品を引き取ってきて
それをオークションに出品しました。
なんとかなるものですねー(笑)ものすごい数出して、結局それがトータル10万円以上になり、
無事検診代になりました。
また、私も市役所で働かせてもらっていたため、職場の方のほうが妊婦さん慣れしていて、
妊娠8ヶ月まで働くことができ、収入があってよかった。

子供の出産用品も満足にそろえられませんでした。(当時はまだこんなに「リサイクルショップ」というものが普及していませんでした。)
よだれかけは「柔らかいガーゼがいい」と聞いたので、古くなったシーツを染めて手作り。
妊娠中しか着ない妊婦服は買わず、上は夫のTシャツ、下はゴムウエストのスカートか
ゆるめのジーンズのボタン穴に髪のゴムをくっつけ、それで留めていました(笑)

若くて希望があったから、振りかえって今思うと楽しかったけれど
あれが10年後だったらかなり悲壮感があると思います。借金返済は大変だったと思います。
あの経験があったからこそお金のありがたみがよくわかるようになりました。いい思い出です。